娘育ての記
〜プリンセスメーカー ゆめみる妖精(PS版) プレイ記〜
自己流娘育て
攻略情報なしで、とりあえずプレイしてみた初期の娘育てです。データを重ね書きしてしまったので、詳細は不明に。
1回目 / 2回目 / 3回目 / 4回目 / 5回目 / 6回目 / まとめ
1.目指せ、学問の道
娘の名:ソフィア・ミストフィールド
父の職業:商人
エンディング:王宮博士
ファーストプレイです。とにかく頭のいい娘を育てることによろこびを見出す商人ミストフィールド氏(=霧原をそのまま英訳)は、娘さんをソフィア(=知恵)と名づけたんですね。
初期状態はいきなり「なまいき」だったので、一瞬どうしようかと思いました。しかし子守りなどに精を出すうちにやがて改心(?)し、真面目なよい子になったソフィアは、たのしい学校生活を送ったようです。奨学金制度の恩恵により学費を減免され、学級委員に選ばれ、メガネ娘を親友にした学業一筋のソフィアが迎えたエンディングは、当然のように「王宮博士」。
父親が裕福だったこともあり、たいして働かずともしばしばバカンスに出かけることのできたソフィアは、けっこう幸せそうでした。
はなからプリンセスを目指す気なんてまるでなかったですしね〜。
2.文武両道、清く正しく(美しく?)
娘の名:リスティア・フレアヴァイン
父の職業:引退騎士
エンディング:執政官
さて、次はリスティアちゃんです。この子の父親はフレアヴァイン氏。拙作をお読みいただいた方なら「わはは」ではないかと。
何らかの事情で若くして引退しちゃったソールが、養い子に最愛の妹の名前をつけて育成……というイメージでのプレイです。こ〜の、シスコン男が!
父がソール・フレアヴァインなだけに(?)、その育成はかなりスパルタ気味でした。学校と武術道場に通いつつ、家庭教師のバイトで学資を稼ぐという、清らかかつ色気のない日々を送ったリスティアは、アリエールやチアーとの友情を育みつつ、父への信頼度も高い、なんちゅうか、品行方正なよい子に育ちました。
しかしいまひとつ情緒欠陥だったらしく、捨て猫を見つけても拾わず素通りし(もうちょっと気だてがよければ……)、ラブレターをもらっても断ってしまいました(信頼度高すぎ……ファザコン?)。
そんなリスティアのエンディングは「執政官」。さっそうとした姿に思わず感嘆。
さぞや清廉潔白な政治を行ってくれることでしょう。国の要職についた娘を見て、ソールも満足しているのではないかと思います。
3.手弱女を目指したはずが…
娘の名:アンネローゼ・ミューゼル
父の職業:没落貴族
エンディング:哲学者
わ、アンネローゼさま(汗)。すみません、わたしの単純な脳みそは、没落貴族→ミューゼル氏という連想が働いてしまったのでした。
というわけで(?)、できれば「国王の側室」さもなければ「プリンセス」ねらいでプレイしていたのですが、出来あがったのは賢げな哲学者、あいやー。
美と権力を求める空しさに気づいて、悟りを開くに至ったのね。アンネローゼったら。
学校とダンスに精を出し、アルバイトは家庭教師と王宮づとめ。猫を拾い、彼氏を作り、それなりに花も色もある日々を過ごしていたはずなのですが、側室になるには頭がよすぎ、プリンセスになるには気品が不足していたのでしょう。
意外なことに、父への信頼度はけっこう高かったのでした。ミューゼルなのに〜。
4.武の道に目覚めた妖精
娘の名:アルウェン・デュナダン
父の職業:風来坊
エンディング:騎士
相変わらずの怪しげなネーミング(汗)。風来坊→スナフキンか馳夫さん(指輪物語のアラゴルンね)しか思いつけなかったですだよ、ハイ。
放浪時代の馳夫さんが、愛しのエルフプリンセスに思いをはせつつ育て上げた娘さんという設定です。だからアルウェン……。
初期状態ではいきなり非行化していました。ああ、アルウェンなのにぃ。
しかし少し家事を手伝って体力と気力を伸ばした後、鉱山へ放り込んだところ、これがなんと! 鉱山で働く荒くれ男どもと熱いドラマを繰り広げつつ、どんどん真人間に戻っていくではありませんか。武術道場で汗を流したり、時おり教会で祈りを捧げたりといった健全な生活を送るうちに、やがてアルウェンは素直なよい子に変化を遂げたのでした。
改心した後は学校に通いつつも相変わらず武術道場で武への研鑽に励む日々を過ごしたアルウェンは、親友アリエールとともに騎士に叙勲されました。将軍になり損ねたのは、学校好きだったせいでしょう。
可憐な姫君には育たなかったものの、健全かつ心正しい娘さんです。でも相当なはねっかえりなので、馳夫さんはすこし不満だったかもしれません。
……これならエオウィンのほうがよかったのかしら、名前。
5.天の王国より地上の王国
娘の名:マリア・イノケンティア
父の職業:旅の僧侶
エンディング:王国のプリンセス
これまた強烈な名前。無垢なる(イノセンス)聖母マリア(笑)。いかにも坊主の娘っぽい名前ということで。
ただまあ、父の名前は本当はイノケンティウス、でしょう。女性形はイノケンティア……でいいのかしら。よくわからんので適当(汗)。
いいかげんプリンセス狙いでプレイしてみようということで、気品と魅力を上げることに焦点を絞りました。しかし行儀教室に通いつめるだけの資金が捻出できそうもなかったので、子守りでためたお金で学校に通い知性を上げた後に、家庭教師で糊口をしのぎました。バイト先で発生するイベントを利用して気品と魅力を上げていったのですね。王宮でアルバイトできるようになってからは王宮バイトと料理教室、それから家庭教師の3本柱ですすめ、みごと王子様のハートを射止めたのでした。
子守りだの家庭教師だの、まるで「サウンド・オブ・ミュージック」のマリアだなと思ったものです。
……しかしよりによって僧侶の娘が王子の妻。政治と宗教の癒着が懸念されやしませんか。なんだかなまぐさいものを感じて、いまひとつ素直に喜べないのですが(汗)。でもまあマリアは喜んでいたので、よしとしますか。
6.苦労人一代記
娘の名:?
父の職業:旅芸人
エンディング:宰相
ああ、データ消してしまって名前が思い出せない。これまでのインパクトあふれる名前と違ってわりと普通の名前だったはずなのですが。
とにかくすべての親を経験してみようということではじめた旅芸人でのプレイです。
またもや不良娘でのスタートでしたので、まずは真人間に更生させることからはじめました。アルウェンでの経験を生かしつつ、不良化しているうちはとにかく鉱山バイトで資金をため、更生した後にいっきにお勉強を始めました。
さまざまな学校や職場を経ながら、着実にすべてのステータスを平均的に上げていった彼女の生き様はまさしく「苦労人一代記」と呼ぶべきものでした。父の収入にはあまり期待できないことを悟った彼女はとにかく自活の道を模索しながらこつこつと勉学に励み、ついには王国の政治を一手に担う宰相となったのです。
彼女のエンディングはなんだか王女さまエンディング以上に感動してしまったものでした。プレイの過程が過程なだけに、「若くてもわたしは……」というエピローグでの彼女の言葉は非常に納得がいくものだったのです。
でも、だったら名前忘れるなよ!
まとめ
自己流プレイで一巡した結果、わたしにやらせるとこのゲームは「プリンセスメーカー」ではなく、「インテリメーカー」の様相を呈してしまうということが明らかになったのでした(笑)。
しかし自分は学校嫌いなくせに、いざ育てるとなると公教育を利用したがるのね、わたしったら。ステータスがわりとまんべんなく上がって料金安いしなあ、学校。そんなわけで、チアーはしょっちゅううちの子の親友になっているのでした。
次にやるなら暗黒プレイかマルチプレイだな……と思いつつもなんだかやる気(というよりは時間!)を失い、放置することしばし……。
ついに攻略本を手にしたわたしは、計画的な育成に乗り出したのでした。
というわけで、つづく。