ノイッシュの設定について
うちでのノイッシュは、シアルフィ屈指の名門の出身で次男、という設定になっています。
なぜこのような設定にしたのかという理由について、少し書いておきます。
ノイッシュ=名門のボンボン設定は、私の好みの問題もありますが、彼の初期装備からの推測も加わっています。
ノイッシュの初期装備は鋼の剣です。庶民キャラにしては、これはかなりリッチな装備です。
アレクやアーダンが持っているのは鉄の剣ですし、フィンやミデェールも鉄装備です。
つまり、同時期に参入する他の庶民キャラはみな鉄装備なのです。ついでに言えば、レックスも公子なのに鉄の斧だったりします。
鋼の剣を初期装備で所持しているのは、ノイッシュ以外ではシグルドとベオウルフ、公子様と戦いのプロである傭兵です。また、キュアンも鋼の槍で登場します。鋼は公子・王子クラスの人や、装備に妥協できない戦争のプロが使っている武器なのです。
おそらく、公国から騎士たちに支給されるているのは鉄装備なのではないかと思います。ノイッシュはきっと自前で鋼装備を調達してきたのでしょう。何か目覚しい手柄を立てて、その褒美として与えられたのかもしれませんが、アレクやアーダンと同格に振舞っているさまを見ると、そのようなことがあったとは考えにくいように思います。
まあ実際には、ゲームバランスの関係で鋼装備なのではないかとは思うのですが、深読みをするほうが面白いので、このような設定を考えてみました。
なぜ次男坊なのか、ということについて。
これは、アレクやアーダンと同格の扱いになっていることから、家柄はよいが家督を相続しない=特別扱いはしてもらえない普通の騎士である、と捉えました。
グランベルの相続制度がどのようになっているかはわかりませんが、いちいち子供全員に土地を分割して相続させているとも思えません。次男以下には相続する土地はなく、職業軍人として一代限りの存在として奉公しているものと考えました。
まあ実際は、フュリーとの共通項を増やしたかったという点が大きかったのですが。
ノイッシュの父や兄の名前について。
父をウシュナハ、兄をアンリとしていますが、これはノイッシュの名の由来であると思われるケルトの伝説に基づいています。
伝説においては、ノイッシュには二人の弟があり、それぞれアンリ、アーダンという名であるとされています。 そして三人合わせて『ウシュナハの三兄弟』と呼ばれています。
たぶん本来はアンリ=アレクなのでしょう。アンリという名前がゲーム内では採用されなかったのは、『暗黒竜』や『紋章の謎』の主人公マルスのご先祖の名前とかぶるので、使用を避けたためではないかと思います。
うちで扱うのは聖戦のみですので、FEシリーズ内の他作品にまで配慮する必要はないかと思い、アンリをノイッシュの兄弟の名前として採用させていただきました。